冴島綾香(さえじま あやか) 長い黒髪に鋭い眼差しを持つクールなヒロイン。徳山グループ本社社長直属・戦略企画室所属。社長の命令、任務のためなら手段も選ばず、どんな汚いことでも できるくノ一。淫術も剣術もS級と言われる実力者。 一方で、従えている部下である朝霞美鈴、島田大気らに対しては優しく厳しく見守る。 綾香の下で働きたい。そう思うのは忍者を問わず一般の社員にも多い。 ボスである社長に抱かれることを喜びとし、忠誠を誓っているようだが……。 |
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田村火緒(たむら ひお) 徳山グループ本社営業九課(諜報部署)所属のくノ一。同期の綾香とはライバル。プライドが高く、いつも上から目線の物言いで他者を威圧する。 営業九課のエースで、綾香と同等のぐらい実力を持つが、傲慢さに足元を掬われて任務に失敗することも。 綾香といがみあうが、なんだかんだで良いコンビに……? ご褒美で社長に抱いてもらうのが好きで忠誠を誓う一方、上司の大久保課長にも心惹かれている。 |
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朝霞美鈴(あさか みすず) 明るくかわいい、どこにでもいるようなOLに見えるが、やはり社長直属・戦略企画室のくノ一。綾香の後輩。つねに前向きに任務をこなし、上昇志向も高い性 格。 綾香や火緒に比べて、まだ経験が浅く、淫術を含めた忍術全般の能力は低いが、男をその気にさせる秘めた実力を持つ。 |
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◆くノ一とエロティックな遺伝子 くノ一とは女の忍者のことで、戦国時代に暗躍した女スパイを言います。 女中や巫女など、さまざまな職業に扮して、目的地に潜入し、セックス自体を扱った技の教育が施されたとあって興味深いです。 有名な山田風太郎の伝奇時代小説「くノ一忍法帖」は荒唐無稽なくノ一のエロテックな部分に特化した作品で、Vシネマシリーズでは「潜入任務→捕まる→拷問 →淫術で脱出」という鉄板展開で、エロ業界で影響された作家さんも多いと思います。劇中で扱われたその派手な衣装からコミック界、ゲーム界でも影響され、 独特なくノ一の衣装が数多く生まれ、その遺伝子が受け継がれています。 この「秘書課くのいち」もまちがいなく「くノ一忍法帖」のオマージュであり、その子孫です。 そういうわけでくノ一の仕事といえば、男をバカにするかのように欺き、手玉にとる、セクシーアクション→捕まる→「このアマ吐け」「フン、吐くもんです か」→セックスで拷問→「オラオラ、お高くとまりやがってどうだ」「ああ、くやしい、でも感じちゃう、もうなんでも言うこときくわ」→(略)ということが 仕事であり、完璧なミッション遂行は仕事ではありません。 みなさんがくノ一に求めているものを全部ここに詰め込んだ作品になっていることをどうか願っております。 |