ヌードと経済の関係は密接だ。女はヌードになり金を得る。女は得た金でヌードを隠す服を買う。その服を作って売りつけて男は金を得る。男はその金で女のヌードが掲載されたエロ本を買う。エロ本を売った出版社は金を得る。その金で再び女の服を脱がしてヌードにさせる。
こうして、全ての経済はヌードを基点に成り立っているのである。
ここで問題なのは素人ヌードである。これは果たして経済にとって益なのか害なのか?
最近の精巧な偽1万円札の事件。こうした、偽造紙幣が本格的に広がると、経済的な混乱の要素になる。悪貨良貨を駆逐する。円の信用はどんどん下がるのか?デフレはいつまで続くのか?私は早朝の株式ニュースをボンヤリと見ていた。相変わらず円安が続いている(1月25日現在)。思索は今日の取引の判断材料になるあらゆる事柄におよぶ(どうして株式ニュースのあの女子アナは喋る時に顎を突き出しながらリズムを取るのか?相方のアナウンサーなりディレクターなり誰か注意しないのか?とか)。その時、私の灰色の脳細胞が閃いた。様々なニュースのトピックスが一斉に「素人ヌード」へと繋がりだした。ウィーン、キシュー、ガシャーン。
素人ヌードとはなんなのか?ここ最近求められている素人ヌードのニーズから考えると、それは、
「街を歩いているあのコがヌードに?え、俺の彼女も?まじ?みたいな?てゆうかこれ、俺の母ちゃんじゃん!」
といった意外性のある脱ぐ対象とそのスキャンダル性である。それに対して脱ぐ方の女の子がヌードに持っている意識は飽くまでヘアヌード解禁以降、下落の一途である。つまり垣根が低くなってる。メディアが発達するごとにプロと素人の境がなくなっているのはどの世界でも同じである。プロのヌードの価値は相対的にどんどん下がり、同時にヌードそのものの価値も下がる。悪化良貨を駆逐する。
それだけではない。今年度の高校生の就職内定率は最悪の63%。若い女の子たちはお金がない。編集者が伝言ダイヤルで札びらをチラつかせれば、顔出しのリスク・親バレ彼バレなど度外視であっという間にスッポンポン。しかも、とあるヌードグラビア誌編集者の概算によれば、日本全国エロ本総ページ数あたりの素人ヌード率は15%を突破したという報告がある。この恐ろしい数字は何を示すのか?
このままでは一億総素人ヌード、それは何がヌードなのかすら分からないくらいのスーパーヌードデフレ危機が予想される。失業率18%というアルゼンチンの経済危機は対岸の火事ではない。そうなるとヌード価値の切り下げが何度も行われ、果ては政府のヌード債務不払い、1ドル=100ヌードの超ヌード安、日銀がヌード安防止に介入、IMFにまで責任追及がおよび、ヌード供給ストップといった最悪の状況になる可能性もある。
誰もヌードに金を出すものがいなくなる日が来るのは近い。非常ベルはいつから鳴っていたのか?みたいな。